02.サッカーの最近のブログ記事

 

ロシアワールドカップ最終予選、日本代表対イラク戦が行われた。

何故こうもワールドカップ予選は簡単にいかないのか、劇的なのか。

後半ロスタイム、これでハリルホジッチも首の皮一枚になったかと思ったが、

山口蛍の劇的決勝弾で首が座った形となった。

日本代表チームとしても、徳俵に足が掛かったところで劇的勝利を収めた事で、

図らずもチームが一層一つにまとまる事ができたと思う。

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勝負事は一寸先は闇だと改めて感じさせられた。

これで日本代表も波に乗る事ができ、次戦アウェイオーストラリア戦も勝てるだろう。

今のオーストラリアはかつての輝きは持ってないしね。

 

反省点としては、ハリルホジッチの采配が硬直的なところかな。

UAE戦では交代カードを活かしきれない稚拙さが目立った。

今回は1点リードの場面で守備固めの意図があったと思われる山口を、

交代準備の間に同点に追いつかれた後も変わらず投入を決めた点がひっかかる。

今節は勝利が絶対条件であり、1点取りに行かなければいけない場面で、

攻撃的パスの結節点である柏木を下げる手はないであろう。

 

UAE戦ではそうした場面で逡巡を見せ、その点を反省し一度した決断を墨守したのであろうか。

しかし、その守備要員で投入したはずの山口が

劇的決勝点を決めるあたりに勝負事の難しさを感じてしまう。

ワールドカップ予選は勝ってなんぼであり、ハリルホジッチには頭を下げるしかない。

勝負事は運も大事な要素である。

運を持ってるハリルホジッチでこのままロシアワールドカップ本戦まで行って間違いないだろう。

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さて、今日活躍した選手は清武、原口、山口とロンドン世代が目立った。

長らく北京世代が背負ってきた日本代表だが、今節が良いきっかけとなり世代交代が進むことを望んでいる。

ワントップには現在ブンデスリーガのケルンで活躍中の大迫が第一候補となる。

ロンドンオリンピックでも、その世代のスターだった原口、大迫が五輪代表から外され、

見事ベスト4進出を成し遂げるあたり、ホント勝負事は分からない。

 

よく分からないが、勝負事は流れが大切なことは間違いない。

これで波に乗った日本代表の順風満帆を期待しよう!

 

最近の週末の楽しみはEURO2016の地上波放送観賞となっている。

WOWOWも入ればいいのだが他に見ないしね。

ただ、WOWOWホームページを表示し、フォーメーションをチェックしながら観戦すると有力選手を掴みやすく、

攻撃パターン等も分かりやすくなるのでお薦めです。

 

本日の試合はもっかFIFAランキング2位のタレント軍団ベルギーと、久しぶりの国際大会出場となったウェールズの試合である。

両チームとも守って速攻、特にショートカウンターを得意とするチームとの解説だった。

ベルギーはタレント軍団のためポゼッションサッカーだと思い込んでいた。

両チームともショートカウンターのため、ベルギーがボールを保持する時はアザール、デ・ブルイネが潰され、

ウェールズがボールを保持した時はアレン、ラムジーが潰される戦術は同じだった。

 

先制点はベルギー、ナインゴランが決めた。

スリーバックでゴール前を固められたらミドルを打て、とのサッカーのセオリー通りのゴールで、

教科書に載せたいぐらいのファインゴールであった。

あれだけゴール前を固めたら中盤は空くよね。

思わずコンフェデレーションズカップ2005のブラジル戦、中村俊輔のミドルを思い出したよ。

その後、ウェールズの攻勢が続き惜しいシュートも多く見られた。

ベルギーのGKクルトアがファインセーブした時、

ウェールズサポーターの子供がファ○クと言ってしまう場面が大写しになった時は笑ったよ。

ウェールズの攻勢が続く中、ついにアシュリー・ウィリアムズがゴールを決める。

前試合終盤左手が動いてなかったにも係わらず出場してきたところにキャプテンシーを感じる。

 

後半立ち上がり、ベルギーが攻勢をかけチャンスシーンが続く。

こうした時に限って、というよりこういう時だからこそ

攻め続けられているウェールズの一発カウンターが決まり得点するところがサッカーの面白いところだ。

 

強いチームが先制されると試合は面白くなる。

強く面白いチームが攻めまくり、弱いチームが必死で守る姿が観るものをワクワクさせる。

今回は弱いチームであるウェールズが守りきり、さらに一発カウンターを決める事で試合を決める展開となった。

 

ベルギーの敗因はディフェンスの2枚看板であるコンパニーとフェルメーレンが出場できなかった事に尽きる。

やはり強いチームの肝は屈強で優秀なツーセンターバックの存在となる。

 

準決勝、ウェールズは元々カウンターのチームである中、司令塔のラムジーが累積警告により出場停止となる事が痛すぎる。

準決勝の停戦相手はポルトガルである。

これでクリスチアーノ・ロナウドの初戴冠に道が開けたか。

 

今年のEURO2016は32ヵ国出場となり大会のレベル、殊にグループリーグのレベルが落ちたと言われている。

さらに決勝トーナメントがベスト16となることで、グループリーグの3位チーム4チームまで決勝トーナメント進出が可能となっている。

このようなレギュレーションの中、大会の質的低下が叫ばれていたが、

どの試合も白熱した展開を示しており楽しめるものとなっている。

まさに、欧州のサッカーレベルの高さを証明する大会となった。

昨日のウェールズ対北アイルランドといった興味のわきにくい試合さへ面白いカードだった。

本日のドイツ対スロバキアのドイツのスターティングメンバーは以下の通りであった。

 

       ゴメス

 ドラクスラー エジル ミュラー 

    クロース ケディラ

ヘクター フンメルス ボアテング キミッヒ

       ノイアー

 

ヨーロッパのチームはアーリークロスが代名詞と思っていたが、

ドイツはサイドをえぐって中に入り込んでセンタリングを上げるという

南米チームがよく取る戦術を取る場面が多かった。

ドイツ代表は自分達らしさといったものではなく、何が得点獲得に効果的かといった合理性により戦術を選択しているのだと感じた。

 

後半のスロバキアはハムシクの落としからのクツカのシュート以外に見るものは無かった。

ハムシク一人では巨人ドイツに立ち向かうのは難しかった。

堅守速攻を旨にやってきたチームとしては、

前半で2点取られた時点でジエンドであったであろう。

 

他のベスト16の試合もポーランド、ポルトガル、ウェールズ、ドイツ、フランスが勝ち上がっており、ベスト8進出は波乱が見られない。

27日月曜深夜に行われる屈指の好カード、スペイン対イタリア戦の結果が楽しみである。

マラカナンスタジアムでリオ五輪のグループステージ組合わせ抽選会が行われた。

サッカー日本代表はグループBと決まった。

スウェーデン、コロンビア、ナイジェリアと同組だ。

B組を一瞥して死の組に入ったと思った。

しかし、他の組を見回してみるとそうでもない。

グループAにはブラジル、南アフリカ、イラク、デンマークが入っている。

イラクの替わりに日本が入ってもブラジル、デンマークと強豪が揃っている。

グループCにはフィジー、韓国、メキシコ、ドイツが入った。

ここも韓国の替わりに日本が入ってもメキシコ、ドイツといった国と同組だ。

そしてグループDにはホンジュラス、アルジェリア、ポルトガル、アルゼンチンだ。

ホンジュラスの替わりにD組に入ってもポルトガル、アルゼンチンと同組で死の組だ。

アジア予選でもオリンピック出場枠は3と、ワールドカップ出場枠の4.5と比べても厳しい。

そうした厳しい予選をくぐり抜けてきた国々がオリンピックで争うわけだから、

死の組ばかりになるのは仕方ない。

リオデジャネイロオリンピックをU-23の育成のための大会と捉えれば、

これほど理想的な組み合わせはない。

ヨーロッパ強豪のスウェーデン、南米の強豪コロンビア、アフリカの古豪ナイジェリアと

腕試しをするにはもってこいの相手だ。

リオ五輪代表には同世代同士と切磋琢磨しあうことで飛躍的成長を遂げてきてほしい。

同組の代表に有力選手がいないかと少し検索してみた。

スウェーデンでは、センターハーフに守備力のあるマルメ所属のオスカル・レヴィツキ、

長身フォワードでセルタ所属のヨン・グイデッティらが楽しみな選手のようだ。

ナイジェリアにはマンチェスターシティ所属のケレチ・イヘアナチョと言う選手がいるらしい。

チャンピオンズリーグ出場経験もあり侮れない選手だろう。

ここに、スウェーデンでイブラヒモヴィッチ、コロンビアでハメス・ロドリゲスが

オーバーエイジで入ってきたら非常に楽しみな対戦になる。

イブラヒモビッチはワールドカップ等の国際大会に恵まれず、

スウェーデン代表のタイトルが欲しいだろうから出場表明を楽しみに待ちたい。

 

クアラルンプールでロシアワールドカップに向けた最終予選の組み合わせ抽選会が行われた。

アジアの出場枠が4.5となりワールドカップは出て当たり前と言われる中、

気を緩めることなくワールドカップ予選を勝ち抜いていってほしい。

組合わせの結果、中東決戦の名にふさわしいものとなった。

オーストラリアとタイの他、サウジアラビア、UAE、イラクの中東勢との決戦だ。

他のA組には韓国、中国、が入り日本の調子が良ければ東アジア決戦となるところだった。

1998フランスワールドカップ以降、ワールドカップ予選において日韓戦が行われていないのが寂しいところだ。

ああいったガチンコの場で久しぶりに日韓戦を見てみたい。

以前は日韓ともにアジア第一ポッドであり、現在は仲良く第二ポッドというところが面白い。

現在のアジア第一ポッドはイランとオーストラリアだ。

日韓戦以外は特に思い入れは無いのだが、

ワールドカップ本戦を考えるとイランよりはオーストラリアとガチンコ勝負を行った方が今後の為になるだろう。

日韓戦が行われなくなった事と対照的に、近年はオーストラリア戦が多くなったように感じる。

アングロサクソン系やバルカン半島系を多くそろえるオーストラリアとガチンコ勝負を行えることは、

ワールドカップ本戦を見据えると良い予行になるだろう。

中澤・トゥーリオのベストセンターバックコンビ以来の最強ユニット結成が待たれる。

ワールドカップ最終予選が始まる時にはリオデジャネイロオリンピックも終わっており、リオ世代の合流も楽しみなところだ。

攻撃ユニット、中盤、サイドバックとヨーロッパでも引けを取らないタレントが揃っているので、

待たれるのはやはりセンターバックユニットであろう。

第一候補は吉田で間違いないだろうから、吉田の相棒探しが急務となる。

リオデジャネイロオリンピック本戦で揉まれた植田、岩波あたりが成長して戻ってきてくれることを期待する。

そうそう、ワールドカップ最終予選の前にブラジルでオリンピックがあったのだ。

リオデジャネイロオリンピックには、ヨーロッパからドイツ、ポルトガル、デンマーク、スウェーデンと好敵手がやってくる。

南米からは開催国のブラジルに加え、アルゼンチンが出場する。

U-23の育ちざかりにとってはまたとない対戦相手だ。

今年はサッカー日本代表の話題で盛り上がりそうだ。

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【南アフリカワールドカップ最終予選 日本対オーストラリア 2009年2月11日】

南アフリカワールドカップ以来、久しぶりにワールドカップ最終予選に駆けつけたいと思う。

本田がセリエAデビューを果たしました。

本田が子供の頃に文集に書いた夢をかなえた瞬間です。

NHKの夜7時のニュースでもトップニュース扱いだったのには驚きました。

返す返すもあのポストにはじかれたノートラップシュートが決まっていたらと残念でなりません。

しかし、本田が入ってから明らかに流れがACミラン側に傾きましたから、一定の存在感は示せたのではないかと思います。

途中交代では、4-3-2-1の2の位置に入ると思っていましたが、システムそのものを4-4-2に変更して攻撃的MFに据えるとは思いませんでした。

入って間もないチームに短期間で、しかもシステム変更したなかで適合してしまうところはさすがです。

アッレグリ監督は解任となってしまいましたが、本田の今後の起用法に影響はないと思われます。

それよりマンチェスターUのモイーズ監督の方を解任してほしいよ(笑)。

 

日本では高校サッカーの決勝が行われ、成人の日はサッカー一色でした。

我が静岡県代表藤枝東は1回戦で敗退してしまい、北陸勢同士の決勝となったためあまり興味がわきませんでしたが、ついつい観てしまいました。

しかし、観て良かったと思える試合内容となりました。

どちらが勝っても初優勝であり、決勝進出校の一方は本田が通った星稜高校、優勝校のキャプテンは監督の息子という親子鷹等、話題に事欠かない決勝戦でした。

富山第一の大逆転優勝への口火を切るゴールを決めた高浪奨君はこの春から社会人になるそうですね。

高校生活最後に特大の思い出を加えることができて最高だと思います。

このままサッカーを続けられる選手、春から社会人となる選手、色々な境遇の生徒が全力で取り組む高校サッカーは良いものだなと改めて感じました。

 

そうした生徒たちが今年も成人式で再び顔を合わせていたでしょうか。

成人を迎えられた方たちにおめでとうを言いたいと思います。

本田がACミランへの入団会見を行いました。

日本人がACミランへ加入する時が来ようとは、ほんの数年前でも想像できませんでした。

インテルに長友が加入した時も相当驚きましたが、ACミランともなると驚きもまた数段UPします。

インテルはその名のとおり、インターナショナルに選手を集めたいとの意向からACミランから分離独立したいきさつがあります。その点、ACミランはまさにイタリアの代表、ザ・セリエAといった感が強いので、日本人もそうしたクラブに迎えられる時が来たのだと感慨ひとしおです。

 

そのミランで背番号10を背負うというのですから驚きがさらに増してしまいました。

ポジションについてもトップ下をやりたいとハッキリ言ってましたね。

0年代後半にミランが強かった頃のクリスマスツリー型(4-3-2-1)のフォーメーションで臨むことになると思います。

トップ下をブラジルの至宝カカと組むとは、驚きを通り越してしまいます。

ミランの会長はツートップの下にトップ下を置くシステムが好きなことは有名ですが、今回はワントップ、ツートップ下が現実的だと思います。

システムは表示上のものに過ぎないとも思っています。本田が前に出たり、カカが前に出たりすれば自ずとツートップにワントップ下となるからです。

そうした流動的な動きで攻撃に幅を持たせられたら最高ですね。

 

記者会見での、「侍には会ったことがない」発言には僕も笑いました。

欧米人は、日本には未だに侍がいてちょん髷を結っている人がいると思っている人がいるらしいですからね。ウケたということは信じてないと思っていいのでしょうか。

本田はサムライスピリットに関して、決してあきらめない、強い精神力を持つ、規律を重んじる、を挙げていました。

そうした日本人のスピリットを欧州に広める親善大使としての役割もあるわけで、本田選手には是非とも頑張っていただきたいと思います。