2016年4月アーカイブ

マラカナンスタジアムでリオ五輪のグループステージ組合わせ抽選会が行われた。

サッカー日本代表はグループBと決まった。

スウェーデン、コロンビア、ナイジェリアと同組だ。

B組を一瞥して死の組に入ったと思った。

しかし、他の組を見回してみるとそうでもない。

グループAにはブラジル、南アフリカ、イラク、デンマークが入っている。

イラクの替わりに日本が入ってもブラジル、デンマークと強豪が揃っている。

グループCにはフィジー、韓国、メキシコ、ドイツが入った。

ここも韓国の替わりに日本が入ってもメキシコ、ドイツといった国と同組だ。

そしてグループDにはホンジュラス、アルジェリア、ポルトガル、アルゼンチンだ。

ホンジュラスの替わりにD組に入ってもポルトガル、アルゼンチンと同組で死の組だ。

アジア予選でもオリンピック出場枠は3と、ワールドカップ出場枠の4.5と比べても厳しい。

そうした厳しい予選をくぐり抜けてきた国々がオリンピックで争うわけだから、

死の組ばかりになるのは仕方ない。

リオデジャネイロオリンピックをU-23の育成のための大会と捉えれば、

これほど理想的な組み合わせはない。

ヨーロッパ強豪のスウェーデン、南米の強豪コロンビア、アフリカの古豪ナイジェリアと

腕試しをするにはもってこいの相手だ。

リオ五輪代表には同世代同士と切磋琢磨しあうことで飛躍的成長を遂げてきてほしい。

同組の代表に有力選手がいないかと少し検索してみた。

スウェーデンでは、センターハーフに守備力のあるマルメ所属のオスカル・レヴィツキ、

長身フォワードでセルタ所属のヨン・グイデッティらが楽しみな選手のようだ。

ナイジェリアにはマンチェスターシティ所属のケレチ・イヘアナチョと言う選手がいるらしい。

チャンピオンズリーグ出場経験もあり侮れない選手だろう。

ここに、スウェーデンでイブラヒモヴィッチ、コロンビアでハメス・ロドリゲスが

オーバーエイジで入ってきたら非常に楽しみな対戦になる。

イブラヒモビッチはワールドカップ等の国際大会に恵まれず、

スウェーデン代表のタイトルが欲しいだろうから出場表明を楽しみに待ちたい。

 

クアラルンプールでロシアワールドカップに向けた最終予選の組み合わせ抽選会が行われた。

アジアの出場枠が4.5となりワールドカップは出て当たり前と言われる中、

気を緩めることなくワールドカップ予選を勝ち抜いていってほしい。

組合わせの結果、中東決戦の名にふさわしいものとなった。

オーストラリアとタイの他、サウジアラビア、UAE、イラクの中東勢との決戦だ。

他のA組には韓国、中国、が入り日本の調子が良ければ東アジア決戦となるところだった。

1998フランスワールドカップ以降、ワールドカップ予選において日韓戦が行われていないのが寂しいところだ。

ああいったガチンコの場で久しぶりに日韓戦を見てみたい。

以前は日韓ともにアジア第一ポッドであり、現在は仲良く第二ポッドというところが面白い。

現在のアジア第一ポッドはイランとオーストラリアだ。

日韓戦以外は特に思い入れは無いのだが、

ワールドカップ本戦を考えるとイランよりはオーストラリアとガチンコ勝負を行った方が今後の為になるだろう。

日韓戦が行われなくなった事と対照的に、近年はオーストラリア戦が多くなったように感じる。

アングロサクソン系やバルカン半島系を多くそろえるオーストラリアとガチンコ勝負を行えることは、

ワールドカップ本戦を見据えると良い予行になるだろう。

中澤・トゥーリオのベストセンターバックコンビ以来の最強ユニット結成が待たれる。

ワールドカップ最終予選が始まる時にはリオデジャネイロオリンピックも終わっており、リオ世代の合流も楽しみなところだ。

攻撃ユニット、中盤、サイドバックとヨーロッパでも引けを取らないタレントが揃っているので、

待たれるのはやはりセンターバックユニットであろう。

第一候補は吉田で間違いないだろうから、吉田の相棒探しが急務となる。

リオデジャネイロオリンピック本戦で揉まれた植田、岩波あたりが成長して戻ってきてくれることを期待する。

そうそう、ワールドカップ最終予選の前にブラジルでオリンピックがあったのだ。

リオデジャネイロオリンピックには、ヨーロッパからドイツ、ポルトガル、デンマーク、スウェーデンと好敵手がやってくる。

南米からは開催国のブラジルに加え、アルゼンチンが出場する。

U-23の育ちざかりにとってはまたとない対戦相手だ。

今年はサッカー日本代表の話題で盛り上がりそうだ。

2009 japan australia.JPG

【南アフリカワールドカップ最終予選 日本対オーストラリア 2009年2月11日】

南アフリカワールドカップ以来、久しぶりにワールドカップ最終予選に駆けつけたいと思う。