2017年2月アーカイブ

 

 湖西市商工会の商業部会様が企画した視察研修に参加させて頂きました。

 商店街活性化の先進的取り組みを視察する事で湖西市商業発展のヒントを得ようとの企画です。

 

1.行き工程

 幸運にも晴天に恵まれましたが非常に寒い1日となりました。

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上京する時富士山が見えるとテンション上がります!

 

2.巣鴨地蔵通り商店街

 元気な商店街を学ぶ目的で訪問させていただきました。巣鴨地蔵通り商店街振興組合の小林哲様には、お忙しい中商店街の取組みをご説明いただき感謝しています。

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巣鴨地蔵通り商店街の中央にある振興組合事務所でご説明いただきました

 

 「お年寄りの原宿」と言われるだけあり、平日1万人、縁日には1日5万人の方が来られる商店街とは恐れ入りました。商店数が170店もあり、婦人服(赤パンツ等)、和菓子(塩大福等)、薬屋が多く近年ではタリーズをはじめとした大手チェーン、コンビニ等の出店も進んでいるそうです。

 そうしたチェーンも基本的に商店街振興組合に加盟いただき一体となって地域振興に取組んでおられる姿に感銘を受けました。巣鴨地蔵通り商店街には商店街コンセプトまで設定されている事が驚きでした。「ぶらり・お参り・ゆったり 巣鴨」というそうです。組織としては、年1回の組合総会があり、月1回理事会が開催されているそうです。毎月「途切れなく」イベントが行われており、総合企画委員会により企画され、毎月のイベント毎に特別委員会が設置され運営されていました。非常に組織力の高い商店街振興組合であると感服いたしました。

 ここまで活性化が進んでいると十分ではないかと思うのですが、ここで歩みを止めないのが活性化されている所以であると感じました。現在、バリアフリー化に取組んでいるようです。「お年寄りの原宿」としては取り組まねばなりませんね。他に、「無電柱化」に取組んでいるそうです。どこかで聞いたことあるな、と思ったら巣鴨地蔵通り商店街は衆議院時代から小池都知事のお膝元でしたね。

 今後に関しては、若手育成研修会の実施による個別店舗の強化、巣鴨ブランドを活用した取組み等様々掲げられていました。驚いたのは、「外国人観光客への対応強化」、はたまた「お年寄りの原宿からの脱却」といったものまで検討されている事でした。実際、商店街に来られる方の約30%は若者であるそうです。本当に取組むかはさて置き、柔軟な発想には触発されるところが多かったです。

お昼は巣鴨地蔵通り商店街の菊谷さんで手打ち蕎麦をいただきました

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ゆるキャラのはやる前から活躍している「すがもん」

 

3.まるごとにっぽん

 こちらは、東京初出店や初めて商売を始められる方を応援する施設として、プロモーションを請負う意図の元、比較的長期の契約を結びじっくりと販路拡大に取組めるよう計らっているところに感心いたしました。

 株式会社東京楽天地という企業が運営しているとのことでした。なんと、商売の神様、いや実業家の神様ともいえる小林一三が創業したとのことで、それだけでも心が躍る施設です。元はボーリング場等の興業施設だったものをスクラップアンドビルドし「まるごとにっぽん」としてオープンしたそうです。

 視察に参加された静岡すやま園様は既にこちらに出品してらっしゃいました。売場担当の方と現状を確認された後、今後の方策につき協議する姿が印象的でした。3階「たいけん広場」の「おすすめふるさと」では地域の名産品の物販の他、日本各地のふるさと納税の紹介、職場の紹介(リクルート情報)、観光地の紹介を行っており、正にまるごとにっぽんといった感じです。

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浅草の新たな観光スポット「まるごとにっぽん」

 

 100%民間で運営する事で公共施設の公平性といった観点を減らし、いい意味での依怙贔屓を実践できる場という理念が面白かったです。飲食店には23時まで営業していただき、従来浅草は寺が閉まった後閑散とすることがネックだったため、深夜の賑わいを促進する意図を持っておられました。実際僕たちも遅くまで浅草を満喫いたしました!

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視察研修に参加された皆さんと「まるごとにっぽん」近くの奥山おまいりまちにて記念撮影

 

4.逗子市商工会

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(1)ずし呑み事業

 市の補助金を活用して事業をスタートさせ、現在では自主事業として収益事業に発展しているそうです。街呑み自体は藤沢市で発祥し、「三島バル」に学んで実施にこぎつけたとのことです。

 企画部会で企画を練り、飲食店部会が実行に移していく組織運営をされており、元々飲み屋が多いという強みを持つものの、初めての人は入りずらいという弱みを克服するために実施したそうです。開催期は商売が閑散期となる2月に実施とよく考えられていて感心いたしました。

 商工会非会員の方でも参加可能としているが、結局はこれをきっかけに入会されるとのことで、商工会の会員増強運動にもプラスとなる事業ではないかと感じました

 

(2)ワンコインdeスタンプラリー事業

 「ずし呑み」事業の成功により、飲食店だけでなく物販店舗でも同様の取組みを行おうという事で始まった事業とのことです。人口約40万人の中核市である横須賀市と一大観光地である鎌倉市に囲まれ、放っておけばお客様が外へ行ってしまうという危機感の中、自分の市を見直してもらうきっかけとして始められました。

 逗子市の各エリア毎にスタンプの色を変え、多色を集めるメリット(プレゼント)を提供することで市内の回遊性を高める工夫がされており勉強になりました。

 アンケートによると、パスポート持参をきっかけにお店の人が話しかけてくれてうれしかったとの回答があり、パスポートがコミュニケーションツールとなるのだと感心しました。また、色々な店に行くきっかけとなって楽しかったとの答えもあり、店の味、店の雰囲気を知っていただくきっかけとし最高の取組みだと思います。広告効果として自店を知っていただくきっかけになり、エリア外からの集客促進効果もあるようで、非常に勉強になる取組みでした。

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逗子市商工会様には「逗子パスポート」や「ずし呑み」等の資料を用意していただきました

 

5.鎌倉

 最後は鎌倉にて自由観光を楽しみました。鎌倉カレーを頂こうと思いましたが、「ドルチェファールニエンテ」にてランチをゆっくりと頂きました。こうしたおしゃれなお店があるところが観光地鎌倉の魅力ですね。鎌倉野菜という地域産品を活用したトマトソースパスタをいただきました。ドルチェファールニエンテのある鎌倉小町通りもまた、非常に賑わいのある商店街でした。

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鶴岡八幡宮から鎌倉商店街、相模湾を望む

 

 今回の視察研修旅行で、地元の活性化に取組んでおられる方々の活動を目にする事が出来て非常に勉強になりました。皆さんの情熱、工夫、行動を明日からの業務に活かしていきたいと思います。

 

ぶらり、ゆったり、今こそ癒しの街・巣鴨―とげぬき地蔵通り商店街の新たな挑戦

 

僕が今まで宿泊したホテル、旅館の中で一番の満足度を得る事が出来た場所、

それが赤倉観光ホテルです。

立地、施設、温泉、食事、接客サービス全てにおいて最高レベルのお宿でした。

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スキー場リフトから見上げた赤倉観光ホテル

 

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景ホテル編」で紹介されたことで有名になったホテルとしても知られているところです。

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赤倉観光ホテル アクアテラスからの絶景

 

この本で滞在スケジュールとして、1日目信州観光、チェックイン、お風呂、お食事、リラクゼーション、

2日目朝食、スキー、12時チェックアウトと言った例が挙げられていました。

時間が許すのであれば、僕は是非とも2泊3日のプランを提案したいです。

1日目チェクイン後半日スキー、2日目丸1日スキー、3日目半日スキー後チェックアウト!

今回の僕の計画では3日目の半日スキーは滑らない予定でしたが、レンタルを延長して滑った後温泉に入り、

チェックアウトとスキーを満喫してきました。

 

食事も2泊する事ができたことで、夕食・朝食共に和食、フレンチの双方を味わう事ができました。

和食は旬菜ダイニング「白樺」にていただきます。

夕食は日本海の幸、信州の山の幸を活かした懐石料理です。

味、量とも大満足で、ラストのぜんざいを頂いた時は2時間近く経っていました。

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旬菜ダイニング「白樺」の懐石料理

 

雪景色を眺めながらの朝食はいつもより食欲が進んでしまいます。

しかし何故ホテルでの朝食はいつもより沢山食べられるのでしょう。

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旬菜ダイニング「白樺」にて雪景色を眺めながらの朝食

 

2日目の夕食は赤倉観光ホテルの伝統、フレンチ「ソルビエ」にお邪魔しました。

こちらもたっぷり2時間近くをかけて、魚料理は白ワインと共に、肉料理は赤ワインと共にいただきました。

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赤倉観光ホテル「ソルビエ」にてフレンチディナー

 

3日目、メインダイニングルーム「ソルビエ」での朝食もまた雪景色を眺めながら。

信州のフレッシュりんごジュースに始まり、メインのスクランブルエッグに至るまで、

こちらも大満足の朝食をお腹いっぱいいただきました。

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赤倉観光ホテル「ソルビエ」にて朝食

 

滞在型をお勧めするには、やはり客室の快適さが大切になります。

今回はシングルルーム妙高山側のコーナーに宿泊させていただきました。

初めて泊まる部屋がこうした最高の部屋だとまた来たくなります。

スキーを滑らずスキーヤーを眺めながらゆったりと過ごすのも一興でしょうが、

やはり眺めていると自分も滑りたくなるものです。

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赤倉観光ホテル シングル(コーナー)妙高山側 ベッドに寝ながら眺められる雪景色

 

スキーを滑った後、疲れた体を癒してくれるのは赤倉観光ホテル自慢の温泉です。

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赤倉観光ホテルの露天風呂から雪景色(赤倉観光リゾートスキー場)を望む

 

朝6時から夜12時までいつでも利用することができるのが魅力です。

実際2日目には、朝温泉につかって体を温めた後午前中にスキーを滑り、

お昼ホテルにもどって冷えた体を温泉で温めた後、

午後再びスキーを満喫するというスキーヤーにとってはたまらない楽しみ方をしました。

 

お昼に温泉に入った後、ホテルのカフェテエラスで生ビールを飲みながら午後のプランを練るのは至福の時間です!

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赤倉観光ホテルのカフェテラスにて生ビールを飲みながら午後のスキーの計画を練る!

 

温泉を満喫しながらスキーを滑ることができ、夜は大満足の食事をいただきリラックスできる赤倉観光ホテル、

当分ここ以上のお宿は見つからないだろうと思います。